「筑波大学附属中学校・高等学校」と「麻布中学校・高等学校」の比較・違い

                       
筑波大学附属中学校・高等学校 比較項目 麻布中学校・高等学校
69 偏差値 70
共学 共学・別学 男子校
東京都文京区大塚3-29-1 住所 東京都港区元麻布2-3-29
筑波大学附属中学校・高等学校は、東京都文京区にある国立中高一貫校です。研究教育の一環としての実践校である点が特徴で、「自由闊達」を校風に、挑戦と創造の精神を育成します。スーパーサイエンスハイスクール(SSH)にも指定され、科学教育や国際教育が充実しています。生徒の自主性を重んじる教育環境と、進学実績で高い評価を得ています。 学校概要 麻布中学校・高等学校は、東京都港区にある男子中高一貫校です。「自主自律」を教育理念に掲げ、生徒の主体性を重んじる自由な校風が特徴です。制服や細かな校則がなく、生徒は学習や課外活動において自らの意思で行動することが求められます。文化祭「麻布祭」や体育祭は、生徒が企画・運営する伝統行事で、独創性を発揮する場となっています。学問探究にも力を入れており、多くの卒業生が国内外の一流大学へ進学しています。
東京大学: 28名
京都大学: 5名
一橋大学: 4名
慶應義塾大学: 79名
早稲田大学: 52名
東京理科大学: 48名
上智大学: 29名
筑波大学: 3名
合格実績 2024年 東京大学: 38名
京都大学: 6名
一橋大学: 7名
慶應義塾大学: 55名
早稲田大学: 69名
東京理科大学: 31名
上智大学: 12名
筑波大学: 0名
87点 総合評価点 92点
85点 自由度 100点
90点 教育の質 92点
95点 施設の充実度 85点
75点 部活の多様性 90点
90点 健全な明るさ(反いじめ) 95点
筑波大学附属中学校の教育の質は非常に高く、学問への興味を引き出すカリキュラムが特徴です。授業内容は基礎学力を重視しつつも、教養主義的な内容が含まれており、生徒の視野を広げることを目的としています。特に、社会科や理科では現代社会の課題をテーマにした討論が行われ、生徒が自分の意見を論理的に述べる力を養います。 また、学力面だけでなく、自己表現力や問題解決能力の向上も重視されています。例えば、国語の授業では、文学作品の読解だけでなく、自分の考えをエッセイやプレゼンテーションの形で表現する課題が課されます。これにより、文章力や発信力が育成されます。 テストや課題の水準も高く、自主学習を継続する力が求められるため、学力向上に繋がる環境が整っています。一方で、分からないことがあればいつでも質問できる環境があり、先生方の対応が丁寧である点も特徴です。教育内容が受験だけに偏らず、生徒の学びたい気持ちを尊重していることが、この学校の大きな魅力です。 教育の質 麻布中学校の教育は、生徒の自主性と創造性を引き出すことに特化しています。教科書に縛られない独自の教材やカリキュラムが採用されており、通常の進学校とは一線を画す内容です。特に、議論を重視した授業スタイルが多く、息子も「授業が面白い」と話しています。 例えば、歴史の授業では、単なる年表暗記ではなく、「歴史の解釈」に焦点を当てた内容が特徴的です。生徒同士で意見を交換しながら、多様な視点を学ぶことができます。英語では、スピーチやプレゼンテーションを行う機会が豊富で、実践的なスキルを磨ける点が魅力です。 進学実績も全国トップレベルで、東大や医学部への合格者数が多いのは、学力だけでなく生徒の主体性を引き出す教育の成果と言えます。一方で、学習の進度や内容はハイレベルであるため、自ら計画を立てて勉強に取り組む力が必要です。息子も、入学当初は宿題の量や授業内容に苦労しましたが、現在はその環境に適応し、学びを楽しんでいます。
校内は穏やかで落ち着いており、過剰な競争心を煽るような雰囲気は感じられません。生徒同士の関係は良好で、「個」を尊重する文化が根付いています。例えば、得意分野や趣味が異なる生徒同士が自然と交流し、それぞれの違いを認め合う環境が整っています。これは、「自治」を重んじる校風が生徒一人ひとりに浸透している結果だと感じます。 また、学校行事では全体の一体感が際立ちます。特に体育祭や文化祭では、生徒が自主的に企画や運営を行い、クラス全員で協力して目標を達成する姿が見られます。こうした行事を通じて、仲間との絆が深まり、学校生活全体がより充実したものになります。 クチコミでも指摘されるように、外部生と内部生の間には最初やや距離を感じることがあるようです。しかし、行事や日々の活動を通じて互いに打ち解けていくため、大きな問題には発展しません。先生方も生徒一人ひとりに目を配り、困りごとがあれば迅速に対応してくれるため、安心して過ごせる環境です。 校内の雰囲気 麻布中学校の校内は、非常に活気がありながらも、生徒一人ひとりが自分のペースで学べる独特の空気が漂っています。「自由」を重視する校風の下、誰もが個性を尊重され、自分らしく過ごせる環境が整っています。 例えば、授業中に生徒が突然質問を投げかけたり、先生の解説に対して意見を述べる場面が日常的に見られます。このような雰囲気は、「正解を教わる場」ではなく、「正解を見つけるプロセスを学ぶ場」としての学校の姿勢をよく表しています。息子も、授業中に発言することで、他の生徒の考えに触れ、自分の意見を深める機会を得ています。 生徒間の関係も良好です。多くの生徒が「人は人、自分は自分」というスタンスを持っており、過剰な干渉やいじめが生まれる余地がありません。息子も、「みんなが自分のやりたいことをやっているので、他人に合わせる必要がない」と話しており、この点に安心感を覚えているようです。 文化祭や体育祭といった学校行事では、生徒が主体的に活動します。文化祭では、クラス展示の企画・準備を生徒たちだけで行い、自由な発想で訪問者を驚かせる内容を作り上げます。息子も初めての文化祭でクラスの一員として活躍し、大きな達成感を得ました。 全体として、麻布中学校の校内は、学びと成長が自然に促される自由で開放的な空間であると感じています。
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