最終更新日: 2025/01/08
お茶の水女子大学附属中学校・高等学校の評判、口コミ、入試情報
偏差値 | 学校評価 | 学校クチコミ | 大学合格実績 | 学校概要 | 募集要項 | アクセス
お茶の水女子大学附属中学校・高等学校
偏差値 64
※Aライン80偏差値(合格可能性80%に必要な偏差値)
在校生・卒業生によるお茶の水女子大学附属中学校・高等学校の評価
総合評価: 90点 / 100点
自由度 | お茶の水女子大学附属中学校は、生徒の自主性を育む環境を提供しています。制服は導入されていますが、2023年にはスラックスが選択可能になるなど、柔軟な選択が可能です。また、校内でのスマートフォンの持ち込みは原則禁止されているものの、特別な場合には届け出により使用が許可されるなど、バランスの取れた規則が特徴です。行事や日常生活での自治を重視する一方、規律を保つ仕組みがある点で、自由度と規範が調和しています。 |
教育の質 | 本校の教育は、文部科学省の研究指定校としての位置づけを活かし、学問的かつ実践的なアプローチが特徴です。「自主自律」の理念を重視し、探究型学習や帰国生を対象とした教育プログラムが充実しています。また、ICT教育の先進校として、生徒一人ひとりにChromebookが配布され、Google Workspaceを活用した授業やグループ作業が行われています。これにより、生徒は論理的思考力とデジタルリテラシーを同時に磨くことができます。 |
施設の充実度 | 校内には、先進的な学びを支える設備が整っています。スマート・クラスルームやL.L教室(言語実習教室)をはじめ、最新技術を活用した学習環境が提供されています。また、2023年には食事サービスとしてスマートミールが導入されるなど、生徒の生活環境も向上しています。図書室や広々とした校舎も学びをサポートする重要な要素です。 |
部活の多様性 | 運動部や文化部がバランス良く揃い、生徒が興味に応じて活動できる環境があります。部活動は学業との両立を前提としており、活動時間の制限が適切に管理されています。さらに、全国的な成果を上げるクラブも存在し、特に学問的探求を軸とした活動が推奨されています。 |
健全な明るさ(反いじめ) | 「自主自律」の理念に基づいた教育がいじめ防止の強力な基盤となっています。生徒同士の協力や信頼関係を育む仕組みが整えられており、学校生活の中でのトラブルが少ない環境が確保されています。また、保護者が生徒の学びを見守る機会が多い点も安心材料の一つです。 |
在校生・卒業生と保護者の学校クチコミ(総括)
1. 志望理由
お茶の水女子大学附属中学校・高等学校を志望する理由の一つに、「国立ならではの高い教育水準」が挙げられます。この学校では、文武両道を推進し、生徒一人ひとりの個性を尊重する自由な校風が特徴的です。また、「中高一貫教育」の利点を活かし、幅広い学問領域を探求できる環境が整っています。さらに、教育費が比較的リーズナブルでありながら、進学実績も良好な点も魅力です。例えば、有名大学への推薦枠があるため、卒業生の多くは国内外の名門校に進学しています。私立校と比較しても、経済的な負担を軽減しながら質の高い教育を受けられる点は、特に保護者から支持されています。
最後に、多様なバックグラウンドを持つ生徒が集まり、互いに刺激し合うことで、多角的な視野を養う機会も豊富です。帰国子女枠やグローバル教育への取り組みも充実しており、国際的な感覚を養いたい家庭にも適した選択肢といえるでしょう。
2. 入学して感じたこと、入学前の想像と違っていた点
入学後に感じた最初の驚きは、予想以上に「自由度が高い」校風です。一般的に附属校は厳格な校則があるというイメージを持つ人も多いですが、この学校では生徒の自主性が尊重され、髪型や服装についても柔軟な方針が取られています。一方で、教師の対応については「当たり外れが大きい」との声もあります。一部の教員は自身の研究を優先する傾向があり、全体として熱意に差があると指摘されています。ただし、優秀な先生に当たった場合、授業の質が非常に高く、生徒の学びに対するモチベーションが向上するとの意見も多いです。
また、部活動の時間が短いことは入学前の想像と違う点の一つです。多くの生徒が塾通いと両立するため、部活動の熱量が低めという印象を持つ人もいます。しかし、学業に専念しやすい環境を評価する声もあり、進学を重視する生徒にとってはプラスになる場合があります。
3. 校内の雰囲気
校内の雰囲気は「落ち着いており、温かい」と評価されることが多いです。特に、生徒間で「1軍・2軍」といった格差がなく、誰もが平等に接する文化が根付いている点が特徴的です。これは、多様な価値観を尊重する教育方針が影響していると考えられます。ただし、クラスの雰囲気はメンバー次第で大きく変わるとの指摘もあります。特に、親しい友人がいない場合、生活が少し孤独に感じられることもあるようです。それでも、生徒たちが自主的に学び、活動する姿勢は評価が高く、「自由でのびのびとした雰囲気」が全体を通じて感じられる学校です。
4. 教育の質
お茶の水女子大学附属中学校・高等学校では、国立学校らしい高い教育水準が保たれています。授業では深い理解を促す指導が行われ、単なる知識の詰め込みではなく、「なぜそうなるのか」を考えさせるカリキュラムが組まれています。特に理数系教育に力を入れており、科学実験や問題解決型の学習を通じて、生徒の好奇心を引き出しています。また、教師陣の専門性が高いことも特筆すべき点です。大学や研究機関とのつながりを活かし、先進的な教育方法が導入されています。一部の生徒は、教師が研究優先になりがちだと感じることもありますが、熱心な指導を受けられる機会も多いです。このような教育環境が、卒業生たちの高い進学実績を支えています。
さらに、英語教育やグローバル教育にも注力しており、帰国生や国際的な視野を広げたい生徒にとって魅力的な学びが用意されています。例えば、英語のディスカッションやプレゼンテーションの機会が豊富で、大学進学後や社会での活躍を見据えたスキルが養われます。
5. どのような経験を積めるか
この学校では、多様な経験を通じて将来像を描く機会が豊富にあります。例えば、学園祭や文化祭といったイベントでは、生徒が主体的に企画や運営を行い、協働する力を育みます。また、地域社会や外部団体と連携した活動も多く、社会性を磨く場が提供されています。進路選択においては、生徒が自分の興味や適性を見極められるようサポートが充実しています。特に、理系の進路を希望する生徒には、実験や研究活動を通じて科学的な探究心を深められる環境が整っています。卒業生の進学先には医学部や理工系学部が多いことからも、教育内容の質の高さが伺えます。
さらに、帰国子女向けの教育や多文化交流プログラムも特徴です。こうした活動を通じて、グローバル社会で求められるコミュニケーション力や課題解決能力が養われます。この学校で得た経験は、大学進学後やその先のキャリアにおいて大きな財産となるでしょう。
6. 相性が良い生徒の傾向
お茶の水女子大学附属中学校・高等学校に適しているのは、自主的に学び、自分の興味や関心を追求できる生徒です。学校の自由な校風が影響して、授業外の時間をいかに有効に活用するかが重要になります。そのため、自分で計画を立てて行動できる生徒が多く、向いているといえます。また、他者との協働を厭わず、多様な価値観を尊重できる柔軟性も必要です。学校には帰国子女やさまざまな背景を持つ生徒が集まっており、意見を交換しながら新たな視点を得る機会が多いため、協調性が重要視されます。
さらに、学問に対して探究心があることも大切な要素です。学校の授業は、単に受動的に知識を吸収するだけではなく、自ら疑問を見つけ、解決する姿勢が求められます。そのため、学びに対する意欲が高い生徒ほど、充実した学校生活を送れる傾向にあります。
7. 部活の特徴
お茶の水女子大学附属中学校・高等学校の部活動は、全体として「勉学を優先しながら参加できる」環境が特徴です。特に部活動は厳しさよりも自由度が高く、のびのびと楽しむことを重視しています。そのため、大会での勝利を目指すような体育会系部活動よりも、趣味や興味を深める部活が多い印象です。例えば、文化系の部活動では、文芸部やアート系の部活が人気です。これらの部活動では、生徒が自主的にテーマを設定し、創作や研究に取り組むことで自己表現を磨いています。また、理系分野を扱う部活では、実験やプレゼンテーションなどを通じて学術的な興味を探求する機会が提供されています。
一方で、運動部は活動時間が短縮されることもあり、塾や習い事と両立する生徒には適している環境です。ただし、大会に向けた練習が十分でないため、スポーツで高い成果を求める生徒にとっては物足りないかもしれません。それでも、参加者全員が楽しむことを目的とした活動が行われており、仲間との交流を深めたい生徒には魅力的です。
8. 校舎、施設の特徴
お茶の水女子大学附属中学校・高等学校の校舎や施設は、「歴史的な趣」と「最新の機能性」が融合した環境です。学校全体が落ち着いた雰囲気を持ちながらも、学びを深めるための設備が充実しています。たとえば、図書館は蔵書数が多く、学習や自主研究を行う場として多くの生徒に活用されています。校舎は一部で老朽化が進んでいるものの、徐々に改修が進んでおり、最新の設備も導入されています。特に理科の実験室やコンピュータラボは、先進的な学びを支える拠点となっています。また、広い講堂や音楽室は、文化祭や学内イベントに活用され、生徒たちの創造力を育む場として重要な役割を果たしています。
アクセス面では、最寄り駅から徒歩圏内という便利な立地が魅力ですが、急な坂道があるため通学には少し体力が必要です。それでも、都会の喧騒から少し離れた静かな環境で学べる点は、学習に集中しやすいと評価されています。このように、校舎や施設は生徒たちの多彩な活動を支え、快適な学校生活を提供する要素として重要な存在です。
お茶の水女子大学附属中学校・高等学校の大学別合格実績(2024年度入試データ)
主要大学名 | 偏差値 | 合格者数 |
---|---|---|
東京大学 | 72.5 | 5名 |
京都大学 | 72.5 | 4名 |
一橋大学 | 70 | 4名 |
慶應義塾大学 | 70 | 24名 |
早稲田大学 | 70 | 36名 |
東京理科大学 | 70 | 23名 |
筑波大学 | 67.5 | 2名 |
上智大学 | 65 | 25名 |
※出展: お茶の水女子大学附属中学校・高等学校公式HP(https://www.fz.ocha.ac.jp/ft/)
お茶の水女子大学附属中学校・高等学校とは
お茶の水女子大学附属中学校・高等学校は、東京都文京区にある国立共学校で、1875年に創立されました。研究教育を重視し、「自立」「共生」「学際的視点」を掲げたカリキュラムが特徴です。SSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定され、科学教育や探究活動が盛んです。多様な文化行事やクラブ活動を通じて、学問と共に生徒の自主性や創造性が育まれる環境が整っています。お茶の水女子大学附属中学校・高等学校の基本情報
学校名 | お茶の水女子大学附属中学校・高等学校 |
国公私立 | 国立 |
共学・別学 | 共学 |
中高一貫教育 | 中学校(併設型) |
住所 | 東京都文京区大塚2丁目1-1 |
公式サイト |
【2025年度/令和7年度】入試情報・募集要項
入試日程 | 2025年2月3日(月)7:50集合 |
試験科目 | 国語、算数、社会、理科(面接なし) |
出願期間 | 2024年12月11日(水)から2025年1月7日(火)23:59まで |
合格発表日 | 2025年2月4日(火)18:00 |
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