東京都立小石川中等教育学校

最終更新日: 2025/01/08

東京都立小石川中等教育学校の評判、口コミ、入試情報

偏差値 | 学校評価 | 学校クチコミ | 大学合格実績 | 学校概要 | 募集要項 | アクセス

東京都立小石川中等教育学校の校舎

偏差値 67

※Aライン80偏差値(合格可能性80%に必要な偏差値)

在校生・卒業生による東京都立小石川中等教育学校の評価

総合評価: 90点 / 100点

自由度
85点
教育の質
92点
施設の充実度
88点
部活の多様性
90点
健全な明るさ(反いじめ)
93点

自由度 小石川中等教育学校は、校則が比較的緩やかで、生徒が自律的に行動できる環境が整っています。特に後期課程(高校生)に進むと服装の自由度が高まり、私服登校が認められます。また、生徒主体の行事運営や委員会活動が盛んで、個々の意見を尊重する文化が根付いています。一方で、中学生課程では規律を重んじる面があり、段階的に自由度を高めるアプローチが特徴的です。
教育の質 同校の教育は高度で、特に理系教育に定評があります。探究型授業「フィロソフィー」を通じて、生徒が自ら課題を設定し、深く考える力を育む点が特徴です。理科の実験設備も充実しており、生徒は実践を通じて学ぶ機会に恵まれています。進学実績も素晴らしく、毎年多くの生徒が東京大学をはじめとする難関大学に進学しています。
施設の充実度 同校の施設は、多様な学びと活動を支えるために設計されています。最新設備が整った理科室や、空調が完備された体育館(アリーナ)があり、学業と運動の両立が可能です。一方で、全体的に古さが見られる箇所もあり、改善の余地があります。しかし、図書館や自習室など、学習環境の充実度は非常に高いです。
部活の多様性 文化系・運動系問わず幅広い部活が存在し、生徒は自分の興味に応じて選択できます。また、理系の部活では科学オリンピックなどで成果を上げており、学問と部活の両立が可能な点が魅力です。兼部も認められているため、活動の幅を広げたい生徒には理想的な環境と言えます。
健全な明るさ(反いじめ) 生徒間のトラブルは少なく、いじめが起きにくい環境が整っています。クラスや委員会活動を通じてコミュニケーションの機会が豊富であり、意見の相違があっても互いに納得できる形で解決されています。また、教職員が生徒の声に耳を傾け、丁寧に対応する点も安心感につながっています。

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在校生・卒業生と保護者の学校クチコミ(総括)

1. 志望理由

東京都立小石川中等教育学校を志望した理由として、まず特筆すべきは「理数教育(SSH)」への強い関心です。この学校はスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されており、理数系科目における探究的学習が充実している点が魅力でした。息子は小学生の頃から理科実験や数学パズルに熱中しており、「自分の興味をさらに深められる学校」として小石川を第一志望としました。
また、国際理解教育にも力を入れている点が志望理由の一つです。3年生で行われるオーストラリアでのホームステイ研修は、現地校での学習やホームステイを通じて実践的な英語力を養うプログラムであり、息子も将来的にグローバルな視点を持つ人材になりたいという希望を持っています。加えて、5年生で実施されるシンガポール研修旅行では、アジアの多民族文化を学ぶ機会が提供されており、世界の多様性を直接体験できる点に強く惹かれました。
さらに、「小石川教養主義」という理念に共感したことも理由の一つです。単なる進学実績だけでなく、人間としての幅広い教養を重視する教育方針に親子ともども魅力を感じました。息子は公式サイトで紹介されていた「小石川フィロソフィー」を読み、「理数だけでなく、多面的な視点を持つ力が育てられる」と感じたようです。
アクセスの良さも志望理由の一つです。文京区にある学校は最寄り駅から徒歩圏内で通学が便利であり、校舎や設備が整っているため、学習環境としても申し分ありません。家から学校までの距離が近いため、余裕を持って登下校できる点は保護者としても安心です。
最後に、公式説明会や体験授業での雰囲気の良さも決め手となりました。先生方が丁寧に質問に答えてくれたことや、生徒たちが主体的に動いている様子を見て、「この学校なら充実した学校生活を送れる」と確信しました。小石川中等教育学校は、理数教育と国際教育の両方を兼ね備えた学校であり、多様な価値観を学びたいと考える生徒に最適な環境と言えます。

2. 入学して感じたこと、入学前の想像と違っていた点

東京都立小石川中等教育学校に入学後、想像以上に充実した学びと環境に驚きました。特に探究型授業の多さが目を引きます。小石川では授業がただの知識詰め込みではなく、生徒が自ら考え、発言し、課題を解決していく形式が中心です。息子は理科の実験授業でデータ分析に取り組んだ際、「ただ答えを求めるだけではなく、仮説を立て、結果から新たな疑問を導き出す楽しさ」を感じたと話していました。入学前には、進学校特有の堅苦しさを想像していましたが、実際には教師と生徒の距離感が近く、安心感のある学びの場でした。
また、国際交流プログラムへの期待も入学後にさらに膨らみました。3年次のオーストラリアでのホームステイプログラムでは、現地校に通いながら生きた英語を学ぶ機会が提供されます。息子は、「海外での生活を通じて、日本とは異なる文化や考え方を直接体験できるのが楽しみ」と言っています。さらに、国内の語学研修では、外国人講師とのグループ活動を通じて、英語を話す機会が増えたようです。
一方、入学前に想像していなかった課題としては、自主性の必要性が挙げられます。自由度の高い学校環境では、自己管理能力が求められるため、入学当初は時間の使い方に苦労していました。しかし、クラスメートと協力して課題を進める中で「チームとしての役割」を学び、自然と時間管理や責任感が身についたと話しています。
学校行事の活発さも想像以上でした。体育祭や文化祭では、生徒たちがリーダーシップを発揮し、イベントを運営します。息子は文化祭でプロジェクトリーダーを務め、多くの困難に直面しましたが、最終的に達成感を得たと言っています。「仲間と共に一つの目標に向かう楽しさを知った」と話しており、学業以外の面でも成長を感じています。
さらに、校内の雰囲気も非常に良好です。教師陣が生徒の意見を尊重し、意欲を引き出す指導を行っています。いじめ防止にも力を入れており、生徒間での信頼関係が強いと感じます。息子は「みんなが仲間であり、競争しながらも助け合える環境」と言っており、学業と人間関係の両方で充実した日々を過ごしています。

3. 校内の雰囲気

東京都立小石川中等教育学校の校内は、進学校でありながら非常に活発でフレンドリーな雰囲気が広がっています。教師と生徒の関係が近く、意見交換が活発に行われています。特に探究型の授業では、ディスカッションやプレゼンテーションの機会が多く、息子は「自分の意見を述べ、他の意見を聞くことで新しい視点を得られる」と言っています。こうしたオープンな学びの姿勢が、校内全体の雰囲気に反映されています。
男子生徒・女子生徒ともに積極的で、行事や部活動でリーダーシップを発揮する姿が目立ちます。体育祭では、学年を超えたチーム編成が行われ、息子も先輩や後輩と協力して競技に取り組みました。「学年の壁を感じない一体感があり、学校全体が一つにまとまるのを実感した」と話していました。特に、学びと遊びのメリハリがしっかりしている点が魅力的です。
いじめ防止への取り組みも校内の雰囲気を支える重要な要素です。生徒同士の交流が活発で、学年やクラスを超えたつながりがあるため、トラブルが少ない環境が整っています。教師陣も定期的に生徒の様子を確認し、問題が発生した際には早期対応する姿勢を示しています。
また、学校行事や探究活動が生徒間の信頼関係を築くきっかけとなっています。例えば、文化祭では息子が参加した展示プロジェクトで、クラス全員が役割分担し、一丸となって準備を進めました。「誰かが困っているときには自然と助け合う文化がある」と言っており、学校全体の協力的な雰囲気を象徴しています。
全体として、小石川中等教育学校の校内は、学びの意欲を高めつつ、生徒一人ひとりが自分の居場所を見つけられる安心感のある環境です。このような明るい雰囲気が、6年間という長い学校生活を支える大きな要素になっています。

4. 教育の質

東京都立小石川中等教育学校の教育は、探究型学習を中心に高い質を誇ります。理数教育ではスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されており、実験や課題研究を通じて論理的思考力と問題解決能力を磨くカリキュラムが特徴です。息子は化学実験でのデータ解析に取り組む中で、論理的に結論を導き出すスキルを身につけました。このような経験が大学進学後や社会で役立つ力を養うきっかけになると感じています。
国際教育も充実しており、3年生でのオーストラリアホームステイでは現地校に通いながら、英語でのコミュニケーションスキルを実践的に学べます。5年生でのシンガポール研修旅行では、異文化理解を深める活動が行われ、生徒がグローバルな視野を広げる貴重な機会を得られます。息子は、「異なる文化に触れることで、国際的な視点が養われた」と話しており、進路選択にも良い影響を与えています。
さらに、探究型学習では、フィールドワークや課題研究を通じて主体的に学ぶ力を育てます。テーマの設定から発表までを生徒が自ら行い、息子も「他者の視点を取り入れながら自分の考えを深められる」と感じたそうです。このような経験を通じて、論理的思考力だけでなく、協調性やプレゼンテーション能力も向上しています。
また、東京外国語大学との連携による特別講義や、大学生との交流活動も実施されています。これにより、生徒が進学先や将来のキャリアを具体的にイメージしやすくなる環境が整っています。息子も大学の模擬授業に参加し、「学問の魅力を深く知ることができた」と語っています。

5. どのような経験を積めるか

小石川中等教育学校では、生徒が多彩な経験を積みながら、自分の将来像を具体化できる環境が整っています。学校行事や課題研究、国際教育プログラムを通じて、生徒一人ひとりが多面的な成長を遂げる機会があります。
特に、SSHの取り組みとして行われる理数探究活動は、生徒が自分の興味や関心に基づいて研究を行う絶好の機会です。息子は「気候変動が地域生態系に与える影響」というテーマで研究を行い、データ収集から発表までを体験しました。このプロセスを通じて、専門的な知識だけでなく、プロジェクトを遂行するための計画力や協調性も養われたと感じています。
また、海外研修プログラムでは、現地の文化や価値観に触れることで、国際的な視野を広げることができます。3年生のオーストラリアホームステイでは、現地校の生徒と一緒に授業を受け、家庭生活を通じて日本とは異なる文化を体感しました。この経験を通じて、息子は「自分の考えを異文化の中でどう表現するか」を学び、将来のキャリア形成にも影響を与える重要な経験になったようです。
さらに、5年生でのシンガポール研修旅行では、経済や文化の多様性を体感しながら、社会問題について議論する機会が提供されます。息子もこの活動を通じて「自分が日本の一員として世界でどのように貢献できるか」を考えるきっかけを得ました。
学校行事や部活動を通じて得られるリーダーシップや協調性も、小石川での経験の大きな柱です。文化祭や体育祭では、生徒が主体的に活動し、息子もクラスリーダーを務めました。「一つの目標に向かってチームとして動く楽しさを学んだ」と話しており、これは将来どのような道を選んでも活かせるスキルです。

6. 相性が良い生徒の傾向

東京都立小石川中等教育学校は、学びに対する意欲が高く、自ら考え行動できる生徒に最適な学校です。探究型学習や課題研究を中心としたカリキュラムでは、自主性が求められるため、受け身ではなく能動的に取り組む姿勢がある生徒がより伸びやすい環境です。息子はもともと理科に興味がありましたが、「自分でテーマを見つけ、研究を進める探究型授業が楽しい」と話しており、自らの興味を掘り下げる姿勢を自然と身に付けています。
また、国際的な視野を広げたいと考える生徒にも向いています。3年生でのオーストラリアホームステイや5年生のシンガポール研修旅行など、異文化に触れる機会が多いため、国際交流や語学学習に興味がある生徒が大きな成長を遂げる場となっています。息子も「ホームステイでは現地の文化に馴染む努力が必要で、それが成長につながった」と感じたようです。
さらに、部活動や学校行事を通じてリーダーシップを発揮したい生徒にも適しています。小石川では生徒主体の活動が多く、クラスリーダーやプロジェクトの責任者を務める機会が多くあります。息子は文化祭の準備委員として、「全員の意見をまとめ、最終形に仕上げる難しさと達成感を味わえた」と話しており、このような経験を通じて協調性や責任感を磨いています。
男子生徒と女子生徒が共に活発に活動しており、個性を尊重する校風も特筆すべき点です。内向的な生徒も探究型学習やグループ活動を通じて自然とコミュニケーション力を養うことができるため、幅広いタイプの生徒にとって居心地の良い環境です。

7. 部活の特徴

東京都立小石川中等教育学校の部活動は、運動系・文化系ともに多彩な選択肢が揃っており、学業との両立がしやすい点が特徴です。運動系ではサッカー部、テニス部、バスケットボール部が人気で、息子もテニス部に所属しており、練習を通じて体力だけでなく精神力を鍛えています。文化系では吹奏楽部、美術部、物理部などが充実しており、学術系の部活動も活発です。
SSH指定校ならではの特徴として、科学系の部活が特に充実しています。物理部や生物部では、研究や実験に取り組み、全国大会で成果を発表することもあります。息子の友人は物理部で「自作の機械を競技会で発表する達成感を味わった」と話しており、部活動が学びを深める重要な機会となっています。
部活動は生徒の自主性が重視されており、活動内容や目標を生徒自身が計画して進めることが一般的です。これにより、リーダーシップや問題解決能力を養うことができます。息子も部活で役割を持ち、「計画を立て、それを実行する力がついた」と感じているようです。
また、部活動の頻度や時間が適切に調整されているため、学業との両立が可能です。これにより、「部活での活動を通じて充実感を得ながらも、勉強にしっかり時間を割ける」と息子も満足しています。

8. 校舎、施設の特徴

東京都立小石川中等教育学校の校舎は、学びと成長を支えるための設備が整っています。理数教育に特化した設備が特徴的で、理科実験室や物理・化学専用の実習室が充実しており、生徒が探究学習を進める上で理想的な環境が整っています。息子は「設備が充実しているため、実験が効率的に進められる」と話しており、理系志望の生徒にとって大きな魅力です。
図書館は広く、専門書や参考資料が充実しており、静かに集中して学習できる空間が提供されています。また、ICT環境も整っており、電子黒板やタブレット端末を活用した授業が行われています。息子は「デジタル教材で授業の復習がしやすい」と言っており、これが理解を深める助けになっています。
運動施設も充実しており、広々とした校庭や体育館が完備されています。特に校庭は複数の部活動が同時に練習できるほどのスペースが確保されており、運動系部活の生徒から高い評価を得ています。また、体育館には冷暖房設備が完備されているため、季節を問わず快適に利用できます。
アクセス面でも優れており、学校は文京区に位置し、最寄り駅から徒歩圏内にあります。息子も通学の負担が少なく、勉強や部活に集中できる点を気に入っています。通学路の安全性が確保されているため、保護者としても安心感があります。

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東京都立小石川中等教育学校の大学別合格実績(2024年度入試データ)

主要大学名偏差値合格者数
東京大学72.5 14名
京都大学72.5 5名
一橋大学70 5名
慶應義塾大学70 30名
早稲田大学70 46名
東京理科大学70 47名
筑波大学67.5 12名
上智大学65 32名
※合格者数は現役合格のみで、既卒生は含みません。
※出展: 東京都立小石川中等教育学校公式HP(https://www.metro.ed.jp/koishikawa-s/)
▶全ての大学別合格実績を見る ※公式サイトが開きます

東京都立小石川中等教育学校とは

東京都立小石川中等教育学校は、東京都文京区に位置する公立中等教育学校で、1940年に創立されました。「自主・自律」を校訓とし、文武両道の教育を実践しています。特に理数系教育に力を入れており、科学的探究心を育むプログラムや高度な課題研究が行われています。また、部活動や地域との連携を通じて、生徒の社会性やコミュニケーション能力を養成しています。卒業生の多くが国内外の大学に進学し、社会で活躍しています。

校内紹介動画

東京都立小石川中等教育学校の基本情報

学校名東京都立小石川中等教育学校
国公私立公立
共学・別学共学
中高一貫教育中高一貫校(完全型)
住所東京都文京区本駒込2丁目29-29
公式サイト
※中高一貫校は、「完全型」(高校からの受け入れがなく、一つの学校で6年間学ぶ)、「併設型」(高校受験も併設し、4年からは内部進学生と高校入学生で構成)、「連携型」(複数の学校が連携して6年間継続的な教育が受けられる)に分類されます。

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【2025年度/令和7年度】入試情報・募集要項

入試日程【特別枠】2月1日(土)
【一般枠】2月3日(月)
試験科目【特別枠】作文、面接(報告書を別途提出)
【一般枠】適性検査(報告書を別途提出)
出願期間2024年12月19日(木)から2025年1月16日(木)17時まで
合格発表日【特別枠】2月2日(日)9時
【一般枠】2月9日(日)9時
※最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
▶募集要項を確認する ※公式サイトが開きます

学校説明会について

▶学校説明会を確認する ※公式サイトが開きます

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在校生・卒業生と保護者の学校クチコミ(抜粋)

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