最終更新日: 2025/01/08
筑波大学附属中学校・高等学校の評判、口コミ、入試情報
偏差値 | 学校評価 | 学校クチコミ | 大学合格実績 | 学校概要 | 募集要項 | アクセス
筑波大学附属中学校・高等学校
偏差値 69
※Aライン80偏差値（合格可能性80％に必要な偏差値）
在校生・卒業生による筑波大学附属中学校・高等学校の評価
総合評価: 87点 / 100点
| 自由度 | 筑波大学附属中学校は「自治」を教育理念に掲げ、生徒の自主性を尊重しています。校則は最低限の規則にとどまり、制服着用義務があるものの、生徒自身が校則を改正する提案が可能です。ただし、個々の自主性を尊重するため、受け身の生徒には課題となる場合があります。 |
| 教育の質 | 定期テストは範囲が明確で対策しやすく、受験勉強を通じて基礎から応用までバランスよく学べます。附属高校への内部進学率が高く、教育の継続性が評価されています。教養主義的な授業内容も特徴的で、生徒の視野を広げる環境が整っています。 |
| 施設の充実度 | 広大な敷地と充実した設備が特徴です。校庭は広く、体育館も新しく快適です。さらに、図書館は学習に適した環境が整っており、秋には紅葉が見られる自然豊かなキャンパスが魅力です。高台に位置するため景色も良く、生徒にとって居心地の良い環境です。 |
| 部活の多様性 | 部活動は運動系・文化系がそろっていますが、他校と比べて活動のハードルが低めです。幽霊部員が許容される部もあり、部活に積極的に取り組む環境を求める生徒には物足りない場合があります。一方で、個人レベルでの実績を残す生徒が目立ちます。 |
| 健全な明るさ（反いじめ） | 内部生と外部生が混在する環境ながら、生徒間の協力が行き届いており、いじめの報告は少ないです。一部で陰口や軽い「いじり」が見られるとのクチコミもありますが、重大な問題になることは少なく、生徒が自主的に解決する力が備わっています。 |
在校生・卒業生と保護者の学校クチコミ（総括）
1. 志望理由
筑波大学附属中学校を志望した理由は、その独特な教育理念である「自治」に強く惹かれたからです。学校説明会では、生徒自身が主体となり学校運営に関わる姿が紹介され、学ぶだけでなく社会的な責任感を育てられる環境に魅力を感じました。また、内部進学で附属高校への進学が可能である点も大きなポイントでした。特に、附属高校からの大学進学実績が高いことから、子どもの将来の選択肢を広げられると考えました。敷地の広さや設備の充実も、志望理由の一つです。キャンパスは自然豊かで、秋には紅葉が見られる風景が魅力的です。広い校庭や体育館は、子どもたちがのびのびと活動できる環境を提供しており、都内にありながらこのような環境が整っている点に感銘を受けました。
さらに、共学である点も重視しました。他の難関校は男子校や女子校が多い中で、筑波大学附属中学校は男女が共に学び、成長する機会を提供しています。共学ならではの多様な価値観や協力の大切さを学べる環境は、親としても非常に魅力的でした。
2. 入学して感じたこと、入学前の想像と違っていた点
入学前は「難関校」というイメージから、勉強漬けの日々になるのではと心配していました。しかし、実際には自由な校風の中で、自ら考えて行動することが求められる環境でした。授業内容は難易度が高いものの、ただ知識を詰め込むのではなく、生徒の思考力や表現力を重視している点が特徴的です。特に、ディスカッションやプレゼンテーションの機会が多く、子どもが授業を主体的に楽しんでいる様子が印象的でした。また、生徒自治を重視する教育方針は想像以上に徹底されていました。例えば、校則の見直しや学校行事の運営において、生徒会が主体的に提案や決定を行います。子どもたちは、自分たちの学校生活に責任を持つ姿勢を自然と身につけており、親として安心感を覚えました。
一方で、自由な環境だからこそ、自己管理能力が求められる点は入学前には想像しきれなかった課題でした。例えば、テスト範囲が広く、スケジュールを自分で組み立てなければならない場面が多いため、受け身では学習に追いつけなくなる場合があります。学校側もサポート体制を整えていますが、最終的には生徒自身の努力次第で結果が変わる環境です。この点は、入学前のイメージとは少し異なっていました。
3. 校内の雰囲気
校内は穏やかで落ち着いており、過剰な競争心を煽るような雰囲気は感じられません。生徒同士の関係は良好で、「個」を尊重する文化が根付いています。例えば、得意分野や趣味が異なる生徒同士が自然と交流し、それぞれの違いを認め合う環境が整っています。これは、「自治」を重んじる校風が生徒一人ひとりに浸透している結果だと感じます。また、学校行事では全体の一体感が際立ちます。特に体育祭や文化祭では、生徒が自主的に企画や運営を行い、クラス全員で協力して目標を達成する姿が見られます。こうした行事を通じて、仲間との絆が深まり、学校生活全体がより充実したものになります。
クチコミでも指摘されるように、外部生と内部生の間には最初やや距離を感じることがあるようです。しかし、行事や日々の活動を通じて互いに打ち解けていくため、大きな問題には発展しません。先生方も生徒一人ひとりに目を配り、困りごとがあれば迅速に対応してくれるため、安心して過ごせる環境です。
4. 教育の質
筑波大学附属中学校の教育の質は非常に高く、学問への興味を引き出すカリキュラムが特徴です。授業内容は基礎学力を重視しつつも、教養主義的な内容が含まれており、生徒の視野を広げることを目的としています。特に、社会科や理科では現代社会の課題をテーマにした討論が行われ、生徒が自分の意見を論理的に述べる力を養います。また、学力面だけでなく、自己表現力や問題解決能力の向上も重視されています。例えば、国語の授業では、文学作品の読解だけでなく、自分の考えをエッセイやプレゼンテーションの形で表現する課題が課されます。これにより、文章力や発信力が育成されます。
テストや課題の水準も高く、自主学習を継続する力が求められるため、学力向上に繋がる環境が整っています。一方で、分からないことがあればいつでも質問できる環境があり、先生方の対応が丁寧である点も特徴です。教育内容が受験だけに偏らず、生徒の学びたい気持ちを尊重していることが、この学校の大きな魅力です。
5. どのような経験を積めるか
筑波大学附属中学校では、学問以外にも多様な経験を積むことができます。特に学校行事が充実しており、生徒が自ら考え、行動する力を養う場となっています。例えば、文化祭ではクラスごとにテーマを決め、展示やパフォーマンスを行います。企画から運営まで生徒が主導で行うため、リーダーシップやチームワークの大切さを学べる機会となっています。部活動もまた、生徒が新しい挑戦をする場として魅力的です。運動部や文化部の幅広い選択肢が用意されており、自分の特技や興味を深めることができます。さらに、部活動を通じて大会や発表会に参加することで、自信と達成感を得られる経験ができます。
校外学習や研修旅行も、学びを広げる重要な機会です。現地でのフィールドワークや他校との交流を通じて、実社会の課題に触れる経験が用意されています。これにより、生徒は学校の枠を超えた視野を持つことができ、将来の目標や夢を見つけるきっかけになります。
6. 相性が良い生徒の傾向
筑波大学附属中学校は、自由な校風の中で自主的に学ぶことを楽しめる生徒に最適な環境です。生徒自治が教育の柱であり、学校生活の中で自分の役割を見つけ、自ら行動する力が求められます。例えば、学校行事では生徒が主体的に運営を行い、クラスや学年全体をまとめるリーダーシップが育まれます。こうした環境では、責任感が強く、自分の意見をしっかり持てる生徒が成長しやすいです。一方、受け身の姿勢でいる生徒にとっては、自由な校風が逆に難しさを感じることもあります。しかし、先生方や友人が適切にサポートしてくれるため、次第に積極性を身につけることが可能です。学校全体に「個」を尊重する文化があるため、自分のペースで学びたい生徒や、多様な価値観を受け入れる柔軟性を持つ生徒に向いています。
さらに、学問に対する好奇心が旺盛で、課題や研究テーマにじっくり取り組む意欲がある生徒には非常に適した環境です。授業や課外活動を通じて新しい視点を学び、それを実践に移す機会が多いため、自分の得意分野を伸ばしやすい学校といえます。
7. 部活の特徴
筑波大学附属中学校では、運動系・文化系を問わず多彩な部活動があり、生徒の興味や特技に応じた活動が可能です。特に、文化系では吹奏楽部や美術部などが活発で、学校外のコンクールや展示会で成果を発表する機会が多くあります。運動系ではサッカー部やバスケットボール部が人気で、生徒たちは仲間と切磋琢磨しながら技術を向上させています。部活動における特徴の一つは、「自由参加型」であることです。参加は強制されず、生徒自身が選択できるため、学業との両立がしやすい点が魅力です。一方で、部活ごとの活動頻度や取り組み方には差があり、熱心に取り組む部とゆるやかな活動を行う部があります。そのため、ハードな練習を望む生徒にとっては物足りない場合もあるでしょう。
また、部活動を通じて得られる経験も多岐にわたります。例えば、運動部では大会への出場を目指し、仲間とともに目標を達成する喜びを味わえます。文化系では、自分の作品を発表する場が設けられており、自己表現力を磨く機会となっています。いずれの部活も、生徒一人ひとりが充実した時間を過ごせるよう工夫されています。
8. 校舎、施設の特徴
筑波大学附属中学校の校舎と施設は、広大で自然豊かな環境に恵まれています。校庭は広く、体育の授業や運動部の活動に最適であり、季節ごとの景観も楽しめるため、生徒にとって心地よい学びの場となっています。特に、秋には紅葉が広がり、四季折々の風景が学校生活を彩ります。体育館は新しく、設備も整っています。冷暖房が完備されているため、季節を問わず快適に活動できます。また、図書館には幅広いジャンルの蔵書が揃い、学習スペースとしても活用されています。生徒たちは放課後にここで自主学習を行い、テスト対策やレポート作成に集中しています。
教室には電子黒板が設置され、ICTを活用した授業が展開されています。特に理科や社会の授業では、映像やデジタル教材を活用したわかりやすい解説が行われ、生徒の理解を深めています。
アクセス面でも便利な立地にあり、通学路も安全が確保されています。また、施設は常に清潔に保たれており、トイレや食堂などの共有スペースも快適です。こうした環境が、生徒がストレスなく学び、活動に集中できる学校生活を支えています。
筑波大学附属中学校・高等学校の大学別合格実績（2024年度入試データ）
| 主要大学名 | 偏差値 | 合格者数 |
|---|---|---|
| 東京大学 | 72.5 | 28名 |
| 京都大学 | 72.5 | 5名 |
| 一橋大学 | 70 | 4名 |
| 慶應義塾大学 | 70 | 79名 |
| 早稲田大学 | 70 | 52名 |
| 東京理科大学 | 70 | 48名 |
| 筑波大学 | 67.5 | 3名 |
| 上智大学 | 65 | 29名 |
※出展: 筑波大学附属中学校・高等学校公式HP（https://www.high-s.tsukuba.ac.jp/jhs/）
筑波大学附属中学校・高等学校とは
筑波大学附属中学校・高等学校は、東京都文京区にある国立中高一貫校です。研究教育の一環としての実践校である点が特徴で、「自由闊達」を校風に、挑戦と創造の精神を育成します。スーパーサイエンスハイスクール（SSH）にも指定され、科学教育や国際教育が充実しています。生徒の自主性を重んじる教育環境と、進学実績で高い評価を得ています。筑波大学附属中学校・高等学校の基本情報
| 学校名 | 筑波大学附属中学校・高等学校 |
| 国公私立 | 国立 |
| 共学・別学 | 共学 |
| 中高一貫教育 | 中高一貫校（併設型） |
| 住所 | 東京都文京区大塚3-29-1 |
| 公式サイト | |
【2025年度/令和7年度】入試情報・募集要項
| 入試日程 | 2025年2月3日（月） |
| 試験科目 | 国語､社会､算数､理科（面接なし） |
| 出願期間 | 2024年12月17日（火）から2025年1月9日（木）まで |
| 合格発表日 | 2025年2月5日（水）9:00 |
※学力検査得点と報告書点(6年生12月末の9教科の学習の記録)の合計点及び報告書の内容を総合的に判断して判定｡
学校説明会について
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在校生・卒業生と保護者の学校クチコミ（抜粋）
部活動はゆるやかな雰囲気ですが、熱心に打ち込みたい人には指導が少ない面がネックかもしれません。兼部も可能で、活動に自由度があります。イベントごとの準備や運営に力を入れることができ、非常に楽しい学校生活です。
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