雙葉中学校・高等学校

最終更新日: 2025/01/08

雙葉中学校・高等学校の評判、口コミ、入試情報

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雙葉中学校・高等学校の校舎

偏差値 69

※Aライン80偏差値(合格可能性80%に必要な偏差値)

在校生・卒業生による雙葉中学校・高等学校の評価

総合評価: 83点 / 100点

自由度
85点
教育の質
90点
施設の充実度
75点
部活の多様性
80点
健全な明るさ(反いじめ)
85点

自由度 校則は髪ゴムの色やスカート丈など基本的な規範に限定され、一般的に「自由」と感じられるが、厳しい規律を求める傾向も見られる。自発的に行動できる生徒には合うが、細かいルールが気になる場合は窮屈に感じる可能性も。
教育の質 雙葉は個別対応力に優れ、生徒の自主性を尊重する一方で、学業を基盤とした環境が整っている。ただし、「生徒主導」の学びが合わない場合はフォローが不十分と感じることも。
施設の充実度 都心立地ながら基本設備は充実。しかし、校庭の狭さや古さが目立つ点が減点材料。代々木体育館で運動会が行われる点はユニーク。
部活の多様性 文化系・運動系ともに選択肢が広いが、部活動自体が全員参加制でありながら活動内容にばらつきが見られる。
健全な明るさ(反いじめ) 「女子校ならではの陰口」やグループ化が指摘される一方で、深刻ないじめは少ない。学校の雰囲気自体は穏やか。

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在校生・卒業生と保護者の学校クチコミ(総括)

1. 志望理由

雙葉中学校を志望した理由の一つは、歴史ある校風としっかりした教育理念に基づく指導方針です。在校生の姿からは礼儀正しさや高い自主性が感じられ、オープンスクールや文化祭に参加した際も、穏やかで洗練された雰囲気に魅了されました。また、教育面では、難関大学への高い進学率が示す学力向上の取り組みとともに、個々の生徒に寄り添ったカリキュラム構成に期待を抱きました。雙葉は自主学習を推奨し、自立した思考力を育む環境が整っています。これは子どもにとって学びの土台を作るための最適な場所と感じました。
さらに、雙葉ならではの特徴として「小中高一貫教育」が挙げられます。一貫性のある指導を受けることで、長期間にわたり深い学びを得られる点が大きな魅力です。フランス語を学ぶカリキュラムが導入されている点も他校にはないユニークな特徴です。国際的な視野を持たせたいという親の希望と一致しており、将来的な選択肢が広がると考えました。
他の学校と比較した際には、特に雙葉の「静けさ」と「品の良さ」が際立っていました。学業成績のみならず、人間性を重視した教育方針が、単なる学歴ではなく、人としての成長を目指す家庭にとって理想的だと感じました。

2. 入学して感じたこと、入学前の想像と違っていた点

入学前は、雙葉中学校の教育方針や環境についてかなり高い期待を抱いていました。実際に入学してみると、その多くは想像通りでしたが、一部で違いを感じる点もありました。たとえば、自主性を重んじる校風は予想通り魅力的でしたが、その一方で、自己管理能力が強く求められる点で、苦労する生徒もいるようです。特に入学直後は、宿題や日々のスケジュールを計画的にこなす習慣がないと、少し戸惑うことがあるかもしれません。
また、校則に関しては自由度が高いと言われていますが、実際には一定の規律が求められる場面もあります。例えば、制服の着こなしや学校行事での振る舞いには厳しい基準が設けられており、自由と規律がうまく共存している印象を受けました。
入学前に想像していなかった点としては、校内の「仲間意識」が特筆されます。多くの生徒が同じ目標に向かって努力する環境は想像以上に心地よく、生徒同士の交流を通じて自然とモチベーションが高まります。一方で、「女子校ならでは」の特有のグループ文化も感じられるため、自分のペースを見つけるまで時間がかかることもあります。
教育内容については、思った以上に幅広い選択肢が用意されており、興味に応じて深く学べる環境が整っています。特にフランス語教育は、当初は難しいと感じましたが、時間をかけて学ぶうちに楽しさを見出せるようになりました。

3. 校内の雰囲気

雙葉中学校の校内の雰囲気は、「穏やかさ」と「品の良さ」が際立っています。生徒たちは互いに尊重し合い、礼儀正しさが自然と根付いた環境で学んでいます。特に授業中や学校行事では、生徒たちが主体的に動く場面が多く、全体の一体感が感じられます。校内での行動規範も厳しすぎず、日常生活において適度な自由が与えられているため、生徒たちは自然体で過ごすことができるのが特徴です。
しかし、穏やかであるがゆえに、特に内向的な性格の生徒にとっては「マイペースで過ごしやすい」一方で、積極性がないとやや孤立してしまう可能性もあります。また、女子校特有の「グループ文化」が存在し、交友関係において慎重さが求められる場面もあるでしょう。ただし、教師たちのサポートが行き届いており、困った際には適切なフォローが期待できます。
特に雙葉では、イベント時の生徒たちの協調性が見事で、運動会や文化祭といった行事ではクラス一丸となった取り組みが見られます。これらの行事を通じて、他学年との交流が進むため、自然と「学校全体が一つのコミュニティである」という実感が湧いてきます。

4. 教育の質

雙葉中学校の教育は、知識の詰め込みではなく「学びの本質」を追求することに焦点を当てています。授業は生徒参加型のスタイルを取り入れており、自分の意見を表現する場が多いことが特徴です。特に、独自のフランス語教育プログラムは、言語の習得だけでなく異文化理解を深める機会としても評価されています。これにより、生徒は国際的な視野を持つとともに、異なる価値観を受け入れる柔軟性を養うことができます。
また、進学指導においても定評があり、特に難関大学を目指す生徒に対するサポート体制が整っています。自主学習を尊重する校風がある一方で、必要に応じて補習や個別指導が行われるため、自分のペースで学びを深められるのも魅力的です。双葉は「できる子をさらに伸ばす」という姿勢が強く、成績優秀な生徒にとっては挑戦の場が広がります。
一方で、自主性を求める学びの姿勢が合わない場合、学業面でのサポートが手薄に感じられることもあるようです。自己管理が苦手な生徒は、少し戸惑うことがあるかもしれませんが、周囲の友人や教師の助けを借りながら成長していく環境があります。

5. どのような経験を積めるか

雙葉中学校では、学業だけでなく多方面での経験が得られます。まず、文化祭や運動会などの学校行事では、単に楽しむだけでなく、企画運営の段階から生徒が主体的に関わることが求められます。このような活動を通じて、リーダーシップや協調性、問題解決能力を磨くことができます。
また、雙葉ならではのフランス語教育や宗教教育(キリスト教カトリック)も重要な要素です。フランス語の授業では言語の基礎を学びつつ、フランス文化への理解を深める機会が多く、将来的に国際的な場で活躍する基盤を築けます。一方、宗教教育を通じて「他者を思いやる心」や「倫理観」を育むことができ、人間性を高める学びが得られるのも特徴です。
部活動では、運動系・文化系問わず充実した活動が展開されており、特に文化系では美術や音楽など、興味を深く追求する機会が多くあります。雙葉の部活動は、全員参加制でありながら強制力がないため、自分の興味や関心に応じた活動が選べる柔軟さがあります。

6. 相性が良い生徒の傾向

雙葉中学校に向いている生徒の特徴は、「自主性を持って物事に取り組めること」「穏やかな環境で学びたいこと」、そして「挑戦心を持ちながら周囲と協調できる性格」が挙げられます。学校の教育方針として、生徒自身の主体性を尊重し、自ら学びを深める環境が整っています。そのため、授業でも課外活動でも、自発的に目標を設定し、それに向けて努力できる生徒が特に相性が良いといえるでしょう。
さらに、双葉の校風は落ち着いており、学業を中心としながらも一人ひとりの成長を大切にしています。そのため、内向的で静かな環境を好む生徒にも適した場といえます。ただし、女子校特有のグループ文化や、自己管理能力が求められる側面もあります。計画的に物事を進める習慣がある生徒にとっては、学校生活がスムーズになるでしょう。
また、フランス語教育や宗教教育に興味を持ち、国際的な視野や倫理観を磨きたいと考えている生徒にも最適です。一方で、特に強い指導やスパルタ的な教育を希望する家庭には、物足りなさを感じる可能性があります。そのため、雙葉中学校は、主体性を持ちながらも優しさや調和を重んじる生徒に向いていると言えます。

7. 部活の特徴

雙葉中学校の部活動は、全員参加制である点が特徴です。これは一見制約があるように感じるかもしれませんが、実際には多様な選択肢が用意されており、生徒が自分の興味や得意分野に合わせて活動を選べる自由度の高い仕組みです。運動系ではバスケットボール部やテニス部が人気であり、競技レベルは一般的な中学校と比較して中程度です。勝利よりも楽しく身体を動かし、健康を維持することを重視しています。
文化系の部活動も豊富で、特に美術部や合唱部、茶道部などが活動の質と深さで評価されています。茶道部では日本文化に触れる体験ができ、合唱部では学校行事で発表する機会が多いため、成果を実感しやすいのが魅力です。また、部活動自体の負担が過度ではなく、学業との両立が容易であることも特徴的です。
雙葉では部活動を通じて他学年との交流が進むため、学年の垣根を超えたコミュニティが形成されます。この経験は、リーダーシップや協調性を育むうえでも非常に有意義です。ただし、競技性を重視する本格的な活動を希望する生徒にとっては、物足りなく感じることもあるでしょう。

8. 校舎、施設の特徴

雙葉中学校の校舎や施設は、創立から長い歴史を持ちながらも適切に整備され、落ち着いた学びの環境を提供しています。校舎はクラシカルな趣を残しつつ、現代的な設備も兼ね備えており、特に教室内の清潔感と学びやすさが際立っています。また、教室以外のスペースも充実しており、自習室や図書館は多くの生徒が利用しています。図書館には国内外の書籍が豊富に揃っており、静かに読書や調べ物をするには最適な場所です。
校庭や体育館は、都心の学校らしくややコンパクトではありますが、運動会などの大型イベントは代々木体育館を借りて行うなど、工夫を凝らした活用がされています。このような柔軟な対応は、生徒により充実した体験を提供するための学校側の努力が感じられます。
また、音楽室や理科室といった特別教室も整備されており、特に理科実験の授業では十分な設備が揃っています。一方で、校庭の広さに関しては不満を持つ声もありますが、日常的な授業や活動には問題なく対応できる規模です。雙葉の施設は「少人数だからこそ行き届いた環境」を提供しており、生徒が快適に学び、活動できる場を確保しています。

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雙葉中学校・高等学校の大学別合格実績(2024年度入試データ)

主要大学名偏差値合格者数
東京大学72.5 7名
京都大学72.5 2名
一橋大学70 4名
慶應義塾大学70 47名
早稲田大学70 77名
東京理科大学70 19名
筑波大学67.5 3名
上智大学65 53名
※合格者数は現役合格のみで、既卒生は含みません。
※出展: 雙葉中学校・高等学校公式HP(https://www.futabagakuen-jh.ed.jp/jsh/)
▶全ての大学別合格実績を見る ※公式サイトが開きます

雙葉中学校・高等学校とは

雙葉中学校・高等学校は、東京都千代田区にあるカトリック系の女子中高一貫校です。「徳においては純真に、義においては堅実に」を校訓に、人格形成と学力向上を両立させる教育を行っています。少人数制の授業や個別指導を通じて、生徒一人ひとりの成長を支えます。進学実績も優れ、多くの卒業生が国内外の名門大学に進学しています。

雙葉中学校・高等学校の基本情報

学校名雙葉中学校・高等学校
国公私立私立
共学・別学女子校
中高一貫教育中高一貫校(完全型)
住所東京都千代田区六番町11-1
公式サイト
※中高一貫校は、「完全型」(高校からの受け入れがなく、一つの学校で6年間学ぶ)、「併設型」(高校受験も併設し、4年からは内部進学生と高校入学生で構成)、「連携型」(複数の学校が連携して6年間継続的な教育が受けられる)に分類されます。

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【2025年度/令和7年度】入試情報・募集要項

入試日程2025年2月1日(土)
試験科目午前中は筆記試験(国・算・社・理)、午後に面接(本人のみ)
出願期間2025年1月10日(金)〜17日(金)
合格発表日2025年2月2日(日)
※最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
▶募集要項を確認する ※公式サイトが開きます

学校説明会について

▶学校説明会を確認する ※公式サイトが開きます

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在校生・卒業生と保護者の学校クチコミ(抜粋)

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