最終更新日: 2025/01/08
麻布中学校・高等学校の評判、口コミ、入試情報
偏差値 | 学校評価 | 学校クチコミ | 大学合格実績 | 学校概要 | 募集要項 | アクセス
麻布中学校・高等学校
偏差値 70
※Aライン80偏差値(合格可能性80%に必要な偏差値)
在校生・卒業生による麻布中学校・高等学校の評価
総合評価: 92点 / 100点
自由度 | 麻布中学校は校則がほぼ存在せず、服装や髪型も完全に自由です。禁止事項も「鉄下駄登校」や「授業中の出前禁止」といったユニークな規定のみで、生徒の自主性を徹底的に尊重しています。この自由な環境は、生徒自身が責任を持って行動する力を育むものです。 |
教育の質 | 教科書に縛られず、教員オリジナルの教材や独自のカリキュラムを用いる授業が特徴です。特に歴史や英語では大学レベルに匹敵する内容に触れることもあります。個性を伸ばす教育方針が高評価ですが、自ら学ぶ意欲が必要となります。 |
施設の充実度 | 歴史ある校舎は文化財的価値を持ちつつ、実用性も兼ね備えています。特に図書館の蔵書は豊富で、映画鑑賞まで可能な設備が魅力です。ただし、プールが部活動専用で授業には使用されない点や、校庭がやや狭い点が課題とされています。 |
部活の多様性 | 部活動は生徒主体で運営されており、自由度が高いのが特徴です。既存の部活動に加えて、自分たちで新たな部を立ち上げることも可能です。競技志向よりも趣味を楽しむ活動が多く、自由闊達な校風を反映しています。 |
健全な明るさ(反いじめ) | 「いじめはかっこ悪い」という文化が自然に根付いており、生徒間のトラブルはほとんどありません。個性を尊重する校風が、誰もが安心して過ごせる環境を作り上げています。 |
在校生・卒業生と保護者の学校クチコミ(総括)
1. 志望理由
麻布中学校を志望した理由は、何よりもその自由な校風にあります。息子は小学校時代から独立心が強く、厳格な校則や規則に縛られることなく、自分のやりたいことに集中できる環境を求めていました。麻布中学校の説明会で、校則が「鉄下駄禁止」「授業中の麻雀禁止」など、非常にユニークでありながら実質的な縛りがないことを知り、強く惹かれたようです。また、教育内容についても非常に興味深いものがありました。学校が独自に作成した教材や、生徒の発想力を引き出すディスカッション形式の授業が多い点は、型にはまらない学びを提供してくれると感じました。特に、自由研究の時間があり、好きなテーマを選んで深掘りできる環境は、息子の好奇心を刺激しました。
学校の立地も志望理由の一つでした。港区の高級住宅街に位置し、通学路の治安が良いこと、また緑豊かな公園が近くにあることで、安心して通わせることができると感じました。息子は通学途中にある公園で友達と集まり、学校の話題を楽しそうに共有しています。
さらに、学校行事の充実も魅力的でした。文化祭や体育祭では生徒が主体となり、すべての運営を手掛けるため、自立心やリーダーシップが自然と養われます。説明会で文化祭の様子を見学した際、生徒たちの生き生きとした姿が印象的で、息子も「自分もこんな学校生活を送りたい」と話していました。
こうした環境に魅了され、息子と家族全員で麻布中学校を志望校に決定しました。
2. 入学して感じたこと、入学前の想像と違っていた点
入学前、麻布中学校は「日本一自由な学校」という印象が強く、規律に縛られずに伸び伸びと学べる反面、ある種の放任主義ではないかという不安もありました。しかし、実際に息子が入学して感じたのは、「自由」には「責任」が伴うという教育方針が徹底していることです。例えば、校則がほぼない環境では、生徒一人ひとりが自分の行動に責任を持つことが求められます。息子も入学当初は、「誰も注意しないから何をしてもいいのでは?」と軽く考えていたようですが、学校生活を通じて自律の大切さを学んでいきました。例えば、宿題の提出や授業への準備もすべて自己管理です。このような環境は、息子にとって新鮮であり、時にはプレッシャーとなることもありましたが、結果的には成長につながっています。
また、授業スタイルにも驚きました。教科書に縛られない自由な授業内容は、入学前に聞いていた通りでしたが、実際には想像以上に個性的で、多くの刺激を受けると息子は話しています。特に歴史の授業では、通常の教科書では取り上げないようなトピックが議論され、生徒の興味関心を引き出す工夫が感じられます。英語ではディスカッションや発表が多く、受動的な学びから能動的な学びへの変化を実感しました。
学校全体の雰囲気も、入学前の想像以上に温かいものでした。個性豊かな生徒が集まる中で、息子は自分の居場所を見つけ、クラスメイトと協力しながら学校生活を楽しんでいます。例えば、文化祭の準備では、リーダーとして企画をまとめる役割を担い、チームで成果を出す喜びを味わったそうです。
全体として、麻布中学校は「自由」を尊重しながらも、成長のために必要な厳しさを持ち合わせた学校であることを、息子の入学後の姿を通じて再確認しました。
3. 校内の雰囲気
麻布中学校の校内は、非常に活気がありながらも、生徒一人ひとりが自分のペースで学べる独特の空気が漂っています。「自由」を重視する校風の下、誰もが個性を尊重され、自分らしく過ごせる環境が整っています。例えば、授業中に生徒が突然質問を投げかけたり、先生の解説に対して意見を述べる場面が日常的に見られます。このような雰囲気は、「正解を教わる場」ではなく、「正解を見つけるプロセスを学ぶ場」としての学校の姿勢をよく表しています。息子も、授業中に発言することで、他の生徒の考えに触れ、自分の意見を深める機会を得ています。
生徒間の関係も良好です。多くの生徒が「人は人、自分は自分」というスタンスを持っており、過剰な干渉やいじめが生まれる余地がありません。息子も、「みんなが自分のやりたいことをやっているので、他人に合わせる必要がない」と話しており、この点に安心感を覚えているようです。
文化祭や体育祭といった学校行事では、生徒が主体的に活動します。文化祭では、クラス展示の企画・準備を生徒たちだけで行い、自由な発想で訪問者を驚かせる内容を作り上げます。息子も初めての文化祭でクラスの一員として活躍し、大きな達成感を得ました。
全体として、麻布中学校の校内は、学びと成長が自然に促される自由で開放的な空間であると感じています。
4. 教育の質
麻布中学校の教育は、生徒の自主性と創造性を引き出すことに特化しています。教科書に縛られない独自の教材やカリキュラムが採用されており、通常の進学校とは一線を画す内容です。特に、議論を重視した授業スタイルが多く、息子も「授業が面白い」と話しています。例えば、歴史の授業では、単なる年表暗記ではなく、「歴史の解釈」に焦点を当てた内容が特徴的です。生徒同士で意見を交換しながら、多様な視点を学ぶことができます。英語では、スピーチやプレゼンテーションを行う機会が豊富で、実践的なスキルを磨ける点が魅力です。
進学実績も全国トップレベルで、東大や医学部への合格者数が多いのは、学力だけでなく生徒の主体性を引き出す教育の成果と言えます。一方で、学習の進度や内容はハイレベルであるため、自ら計画を立てて勉強に取り組む力が必要です。息子も、入学当初は宿題の量や授業内容に苦労しましたが、現在はその環境に適応し、学びを楽しんでいます。
5. どのような経験を積めるか
麻布中学校では、学業だけでなく、多彩な課外活動や学校行事を通じて多くの経験を積むことができます。文化祭や体育祭では、生徒が主体となって企画・運営を行い、リーダーシップやチームワークを学ぶ場となっています。部活動では、生徒が自由にアイデアを持ち寄り、自分たちで新たな活動を立ち上げることも可能です。6. 相性が良い生徒の傾向
麻布中学校は、自由な校風のもとで自分らしく学び、成長したい生徒に最適な環境です。校則がほぼ存在しないため、自己管理が得意で、責任を持って行動できる生徒に向いています。逆に、明確なルールや指導を必要とするタイプの生徒には適応が難しい場合もあるかもしれません。息子は、自分の興味を追求するタイプで、学びの自由度を重視して学校を選びました。入学後、授業や自由研究で独自のテーマを掘り下げる機会を得て、「学校が楽しい」と話しています。また、麻布には多様な個性を持つ生徒が集まっており、それぞれが自分のペースで学びや活動に取り組んでいます。この環境は、他者との比較を気にしすぎず、自分の目標に集中できる生徒にとって理想的です。
さらに、麻布中学校では、生徒間の協力やコミュニケーションが重要視されます。文化祭や体育祭などの行事では、生徒たちが自主的に役割を分担し、チームで成果を上げることが求められます。このような環境は、リーダーシップを発揮したい生徒や、他者と協力して目標を達成したい生徒にとって非常に良い経験となるでしょう。
7. 部活の特徴
麻布中学校の部活動は、生徒の自主性を最大限に尊重した運営が特徴です。既存の部活動だけでなく、生徒自身が新しい部を立ち上げることも可能で、幅広い選択肢があります。将棋部や囲碁部などの文化系部活が特に盛んであり、全国大会で優秀な成績を収める部もあります。運動部は施設の制約もあり、活動範囲が限られる場合がありますが、多摩川に学校専用のグラウンドを持ち、そこを活用して練習が行われています。また、部活動の活動頻度が高くないため、学業との両立がしやすい点も魅力の一つです。例えば科学部に所属している生徒は、自由な雰囲気の中で興味のある実験や研究に取り組んでいます。
さらに、文化祭では部活動ごとに展示や発表が行われ、生徒たちの活動成果を発表する場となっています。このように、麻布の部活動は、競技志向よりも楽しみながら自分の興味を深めるスタイルが中心であり、個々の興味や関心を尊重した活動が行われています。
8. 校舎、施設の特徴
麻布中学校の校舎は、歴史ある建築物としての趣を持ちながら、現代的な利便性も兼ね備えています。校舎や図書館は古いながらも手入れが行き届いており、伝統と快適さが共存する空間です。特に図書館は蔵書が非常に豊富で、生徒たちの学びの場として活用されています。息子も図書館で授業の予習や自由研究を行うことが多く、「静かで集中しやすい」と話しています。校庭は広くはありませんが、多摩川の専用グラウンドを利用して運動部の活動や体育の授業を行っています。また、体育館は新築され、設備が充実しているため、屋内スポーツの活動環境は良好です。プールは部活動専用で授業には使用されないため、水泳の授業を期待する場合には留意が必要です。
立地は港区の閑静な住宅街にあり、近くに緑豊かな公園や大使館が点在しています。治安が良く、保護者としても安心して通わせられる環境です。また、学校付近には交番があり、登下校時の安全も確保されています。息子も「通学路がきれいで落ち着く」と話しており、通学のストレスが少ない点も満足しています。
麻布中学校の施設は、生徒が自分のペースで学び、活動に専念できる環境を提供しており、快適さと利便性を兼ね備えた魅力的な学びの場と言えます。
麻布中学校・高等学校の大学別合格実績(2024年度入試データ)
主要大学名 | 偏差値 | 合格者数 |
---|---|---|
東京大学 | 72.5 | 38名 |
京都大学 | 72.5 | 6名 |
一橋大学 | 70 | 7名 |
慶應義塾大学 | 70 | 55名 |
早稲田大学 | 70 | 69名 |
東京理科大学 | 70 | 31名 |
筑波大学 | 67.5 | 0名 |
上智大学 | 65 | 12名 |
※出展: 麻布中学校・高等学校公式HP(https://www.azabu-jh.ed.jp/)
麻布中学校・高等学校とは
麻布中学校・高等学校は、東京都港区にある男子中高一貫校です。「自主自律」を教育理念に掲げ、生徒の主体性を重んじる自由な校風が特徴です。制服や細かな校則がなく、生徒は学習や課外活動において自らの意思で行動することが求められます。文化祭「麻布祭」や体育祭は、生徒が企画・運営する伝統行事で、独創性を発揮する場となっています。学問探究にも力を入れており、多くの卒業生が国内外の一流大学へ進学しています。校内紹介動画
麻布中学校・高等学校の基本情報
学校名 | 麻布中学校・高等学校 |
国公私立 | 私立 |
共学・別学 | 男子校 |
中高一貫教育 | 中高一貫校(完全型) |
住所 | 東京都港区元麻布2-3-29 |
公式サイト |
【2025年度/令和7年度】入試情報・募集要項
入試日程 | 2025年2月1日(土):午前8時30分 |
試験科目 | 国語、社会、算数、理科(面接なし) |
出願期間 | 2025年1月10日(金)午前9時00分〜2025年1月21日(火)午後1時00分 |
合格発表日 | 2025年2月3日(月)午後3時00分〜午後5時00分 |
学校説明会について
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在校生・卒業生と保護者の学校クチコミ(抜粋)
息子は自由な校風に魅了され、日々のびのびと学校生活を送っています。校則がない分、自己管理力を自然に身に付けられるのが魅力です。学習面では、独自のカリキュラムが実践的で、好奇心をくすぐる内容が多いです。特に文化祭の規模とクオリティの高さには驚きました。
麻布中で過ごした6年間は、一生の宝物です。個性が尊重される環境で、自由な発想を育めました。ただし、放任主義な面もあり、自分で積極的に動かないと取り残されがちです。自分の時間を使いこなす術を学べる学校です。
校則がなく、制服も必要ありません。自分の好きなスタイルで学校生活を楽しめます。授業内容は独創的で、特に歴史や理科の授業では実験やディスカッションが豊富です。部活動は緩い雰囲気ですが、文化祭の準備は全員が本気です。
いじめがなく、のびのびと過ごせる環境が整っています。教師陣は生徒に寄り添う姿勢で、個々の個性を引き出してくれます。進学実績も優秀で、都心のアクセスの良さと治安の良さが親として安心材料です。
学校の自由さが際立っており、息子が自立した態度で日々成長しているのを感じます。施設は古い部分もありますが、清掃が行き届いており快適です。アクセスの良さと治安の良い地域性が保護者として安心できます。
麻布の最大の特徴は、自主性を重視した教育です。図書館の蔵書が多く、自由な発想を育む環境があります。進学指導も手厚く、特に東大進学を目指すには最適な環境だと感じました。
自由度が高い反面、自己管理が苦手な人には厳しい部分もあります。学校行事はどれも楽しく、特に文化祭は生徒主体で行われるため充実感があります。学力の高い仲間に刺激を受けられる環境です。
文化的な活動が盛んで、息子が熱中している部活動や研究発表は、他校では体験できない貴重なものです。ただし、課題の量が少なく、補習などは期待できないので、家庭でのフォローが必要と感じました。
文化祭での経験が、将来の仕事にも役立っています。自由な校風の中で得た自主性やリーダーシップは、大学生活やその後の社会生活でも大きな強みになりました。先生方のサポートも適度に手厚いです。
生徒主体の活動が多く、自由な時間の中で自分の興味を深掘りできます。授業内容は高度で、先生方もユニークで面白いです。ただ、学外活動をしている生徒も多く、勉強との両立が大変です。
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