最終更新日: 2025/01/08
筑波大学附属駒場中・高等学校の評判、口コミ、入試情報
偏差値 | 学校評価 | 学校クチコミ | 大学合格実績 | 学校概要 | 募集要項 | アクセス
筑波大学附属駒場中・高等学校
偏差値 74
※Aライン80偏差値(合格可能性80%に必要な偏差値)
在校生・卒業生による筑波大学附属駒場中・高等学校の評価
総合評価: 93点 / 100点
自由度 | 筑波大学附属駒場中学校の校則はほぼ存在せず、生徒の自主性に全幅の信頼を置いています。私服登校が認められ、髪型や装飾品にも制約がありません。生徒たちは自由な環境で責任感を培い、学校生活を主体的に楽しんでいます。 |
教育の質 | 授業は知識の伝達に留まらず、思考力と探究心を引き出す内容が特徴です。難関大学への進学率が高い一方で、生徒自身が学問の意義を深く理解する教育を実現しています。塾通いが一般的ですが、学校での指導も充実しています。 |
施設の充実度 | 広大な敷地に校舎や体育館、グラウンドが整備されています。ただし、国立学校特有の課題として、一部施設に老朽化が見られます。それでも生徒たちは工夫しながら環境を最大限に活用しています。 |
部活の多様性 | 部活動は種類が多く、自由参加が基本です。競技系から文化系まで幅広く、全国的に成果を挙げる部活もあります。部活の熱量は生徒次第で、楽しむスタイルを重視するのが特徴です。 |
健全な明るさ(反いじめ) | 個性的な生徒が多い環境で、いじめの発生は極めて少ないです。他者を尊重する文化が根付いており、学校全体に明るく穏やかな雰囲気が漂っています。自主性を重んじる教育が生徒同士の信頼感を育んでいます。 |
在校生・卒業生と保護者の学校クチコミ(総括)
1. 志望理由
筑駒を志望した理由は、自由な校風と高い教育水準に魅力を感じたからです。学校説明会では、生徒たちが自分の興味を追求しながら学校生活を楽しんでいる様子が印象的でした。また、私服通学が認められ、校則がほぼない点は、生徒を信頼する学校の方針を表しています。息子も、規則に縛られない環境で自分の個性を伸ばしたいと希望していました。学費が安いことも大きな要因です。私立校ではなく国立であるため、経済的負担が軽減されつつも質の高い教育が受けられる点が親として魅力的でした。
さらに、進学実績が全国トップクラスであることも志望理由の一つです。東大や医学部への進学者が多いだけでなく、海外大学を目指す生徒も増えており、多様な進路選択が可能です。オープンスクールでの校内見学では、生徒たちが自由に学び、協力して活動する様子を目にしました。文化祭や体育祭などの行事も生徒主体で進められており、こうした自主性を尊重する学校文化に共感しました。
息子にとって、学業と課外活動を通じて人間的にも成長できる環境が整っていることが、この学校を選ぶ決定的な理由となりました。
2. 入学して感じたこと、入学前の想像と違っていた点
入学前、筑駒は全国トップの進学校ということから、「学習塾のようにガリガリ勉強させられる環境なのでは」と心配していました。しかし、実際に入学してみると、そのイメージとは全く異なり、生徒たちが自由な環境でのびのびと学び、生活を楽しんでいることに驚きました。授業は、生徒の自主性と探究心を重視した内容で、先生がただ一方的に教えるのではなく、生徒の意見や考えを引き出すスタイルです。特に印象的だったのは、社会科の授業で行われたディスカッション形式の授業です。現代社会の問題について意見を交換し、結論を導き出す過程を通じて、論理的思考力とコミュニケーション力を養うことができました。
一方で、自由な校風だからこそ、自己管理能力が重要だと感じました。宿題や課題が少ないため、自分で学習計画を立てて取り組まないと、進度についていけなくなる可能性があります。これは入学前にはあまり意識していなかった部分であり、親としても少し不安に感じることがありました。ただし、先生方が必要に応じてフォローしてくれるので、生徒が安心して取り組める環境は整っています。
また、校内の人間関係は非常に良好で、生徒同士が互いに尊重し合う文化が根付いています。最初は「個性が強すぎて、息子が馴染めるのか」と心配しましたが、行事や部活動を通じて自然と友人関係が広がり、充実した学校生活を送っています。
3. 校内の雰囲気
校内の雰囲気は、自由で開放的、そして温かみがあります。生徒一人ひとりの個性が尊重されており、誰もが自分のペースで学校生活を楽しんでいます。「全国トップの進学校」と聞くと、競争が激しいイメージを持つかもしれませんが、筑駒では協力し合う姿勢が自然に根付いており、生徒間の関係は非常に良好です。特に印象的なのは、生徒が主体的に行動する文化です。文化祭では、各クラスが独自のテーマを設定し、展示やパフォーマンスを行います。このプロセスには先生の指導はほとんどなく、生徒たちが自分たちで計画を立て、実行しています。また、体育祭では運動が得意な生徒だけでなく、誰もが楽しめる種目が用意され、全員が一体となって盛り上がる光景が見られます。
校内でのいじめやトラブルはほとんど報告されていません。生徒同士が互いにリスペクトし合う環境が形成されており、その自由な校風が、他者を尊重する意識の醸成にも寄与していると感じます。
4. 教育の質
筑駒の教育の質は極めて高く、単に受験勉強を目的とするのではなく、生徒の将来を見据えた本質的な学びを提供しています。授業内容は知識の詰め込みではなく、考えさせることを重視した構成で、論理的思考力や表現力を育成する場となっています。特に印象的なのは、数学の授業です。問題の解法だけでなく、どのようにしてその結論に至るかを問う形式が多く、深い理解が求められます。また、国語では文学作品を題材にしたディスカッションが行われ、生徒同士で意見を交換しながら、多角的に物事を考える力が鍛えられます。
進路指導は自由度が高く、生徒の自主性を尊重するスタイルです。先生方は生徒一人ひとりと向き合い、適切なアドバイスを提供していますが、強制的に特定の進路を押し付けることはありません。クチコミでは「進学実績が日本一」と評価される一方で、学校の教育方針は進学実績だけに偏らないバランスが特徴です。
5. どのような経験を積めるか
筑駒では、学業以外にも多彩な経験を積むことができます。部活動や学校行事を通じて、協力や創造性、自己表現力を高める機会が豊富にあります。文化祭では、クラス全員が一丸となり、独自の展示や演劇を作り上げます。このプロセスを通じて、プロジェクトマネジメントやリーダーシップが自然と養われます。部活動では、運動系から文化系まで多様な選択肢があり、全国的な活躍を見せる部も多いです。特に、個人種目や研究型の活動に熱心な生徒が多く、それぞれの分野で高い成果を挙げています。また、校外のイベントや学外研修を通じて、学校の枠を超えた経験を得ることができる点も特徴的です。
6. 相性が良い生徒の傾向
筑駒は、自主性が高く、自分で学びを深められる生徒にとって理想的な学校です。校則がほとんどない自由な環境のため、自分の行動をコントロールし、責任を持って日々を過ごす力が求められます。例えば、授業では「自分の意見を持つこと」が非常に重要視されます。単に知識を吸収するのではなく、疑問を持ち、調査し、議論に加わる姿勢が求められます。このような学習スタイルは、自分の興味を持った分野を探求する意欲が強い生徒に向いています。一方、受け身の態度では環境に適応するのが難しい場合もありますが、学校生活を通じて積極性を育むことも可能です。また、校内には個性豊かな生徒が集まっています。芸術や科学、スポーツなど、特定の分野に突出した才能を持つ生徒が多く、互いに刺激し合いながら成長する文化が根付いています。こうした環境において、他人の意見や価値観を受け入れる柔軟性を持つことが成功の鍵となります。
7. 部活の特徴
筑駒の部活動は種類が多く、自由参加が基本です。運動系ではバスケットボール部やサッカー部が人気で、文化系では科学部や鉄道研究部などの独特な活動が目立ちます。部活は競技志向から趣味を楽しむものまで幅広く、各生徒が自分の興味に合わせて選べる点が特徴です。競技に打ち込む部では全国大会を目指す部もあり、生徒たちは高い目標を持って活動しています。一方、文化系の部活では研究や制作を通じて成果を発表する機会が多く、全国規模のコンクールで表彰されることも珍しくありません。こうした成果は、部活そのものの楽しさだけでなく、自信や達成感を生徒にもたらしています。
また、クチコミでは「部活動は自主性が重視されており、放任主義に近い」との声もあります。顧問の先生が必要以上に介入せず、生徒たちが主体的に運営を行うスタイルが一般的です。これにより、リーダーシップや問題解決能力を養うことができます。
8. 校舎、施設の特徴
筑駒の施設は広大で、都内の学校でありながら自然に囲まれた環境が特徴です。校舎は国立学校らしい落ち着いた雰囲気で、一部に老朽化が見られるものの、清潔に保たれています。特にグラウンドは広く、運動部の活動や体育の授業に最適な環境が整っています。図書館には多様な蔵書が揃い、生徒たちは自由時間にここを利用して勉強や読書をしています。自主学習をサポートするための設備も整っており、静かで集中できる空間が提供されています。
また、理科室や音楽室などの専門教室も充実しており、質の高い授業が行われています。アクセス面では、最寄りの駒場東大前駅から徒歩圏内にあり、渋谷からも近いため便利です。治安も良く、親としても安心して通学を任せられる環境です。このように、筑駒の施設は教育と生活の両面を支える十分な機能を備えています。
筑波大学附属駒場中・高等学校の大学別合格実績(2024年度入試データ)
主要大学名 | 偏差値 | 合格者数 |
---|---|---|
東京大学 | 72.5 | 90名 |
京都大学 | 72.5 | 4名 |
一橋大学 | 70 | 3名 |
慶應義塾大学 | 70 | 70名 |
早稲田大学 | 70 | 114名 |
東京理科大学 | 70 | 22名 |
筑波大学 | 67.5 | 1名 |
上智大学 | 65 | 13名 |
※出展: 筑波大学附属駒場中・高等学校公式HP(https://www.komaba-s.tsukuba.ac.jp/)
筑波大学附属駒場中・高等学校とは
筑波大学附属駒場中学校・高等学校は、東京都にある国内唯一の国立男子中高一貫校です。生徒の「挑戦」「創造」「貢献」を促す自由闊達な校風のもと、主体的な学びと個性を重視した教育を行っています。SSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校として先進的な科学教育を推進し、国際的な視野を育むための交流活動も活発です。文化祭や体育祭など多彩な学校行事を通じてリーダーシップやチームワークも磨かれます。進学実績においても高い評価を誇り、多くの卒業生が国内外の名門大学へ進学しています。校内紹介動画
筑波大学附属駒場中・高等学校の基本情報
学校名 | 筑波大学附属駒場中・高等学校 |
国公私立 | 国立 |
共学・別学 | 男子校 |
中高一貫教育 | 中高一貫校(併設型) |
住所 | 東京都世田谷区池尻4丁目7−1 |
公式サイト |
【2025年度/令和7年度】入試情報・募集要項
入試日程 | 2025年2月3日(月)午前9時から午後0時40分まで |
試験科目 | 国語、社会、算数、理科(面接なし) |
出願期間 | 2024年12月16日(月)から2025年1月8日(水)まで |
合格発表日 | 2025年2月5日(水)午後3時から午後5時まで |
※2025年1月15日(水)に募集人員の約8倍までの第1次選考(抽選)を行う可能性あり。
学校説明会について
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在校生・卒業生と保護者の学校クチコミ(抜粋)
筑駒は校則がほぼなく、自由に学べる環境が整っています。友人も親切で、周囲と刺激し合いながら勉強ができます。保護者としても満足しており、治安の良さも安心材料の一つです。将来が楽しみな学校です。
偏差値の高さが魅力で入学しましたが、それ以上に学問への熱意を持つ生徒が多いのが印象的です。放課後は友人と切磋琢磨し、教師も親身にサポートしてくれます。個性豊かな生徒が多く、いじめもなく平和な環境です。
筑駒に入学して3年が経ちました。自主性が重んじられる校風で、校則はほとんどなく自由に過ごせます。勉強熱心な仲間に囲まれ、自然と学習意欲が高まります。施設はやや古いですが、アクセスも良く、快適な学生生活を送れています。
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