海城中学校・高等学校

最終更新日: 2025/01/08

海城中学校・高等学校の評判、口コミ、入試情報

偏差値 | 学校評価 | 学校クチコミ | 大学合格実績 | 学校概要 | 募集要項 | アクセス

海城中学校・高等学校の校舎

偏差値 69

※Aライン80偏差値(合格可能性80%に必要な偏差値)

在校生・卒業生による海城中学校・高等学校の評価

総合評価: 92点 / 100点

自由度
90点
教育の質
95点
施設の充実度
93点
部活の多様性
88点
健全な明るさ(反いじめ)
94点

自由度 海城中学校は生徒の自主性を尊重した自由な校風が特徴です。校則は必要最低限に抑えられており、制服の規定もシンプルで、私服での修学旅行が可能など自由度が高い一方、紳士としての品格を重視した一定の規律があります。スマホの校内使用禁止などのルールも適切です。
教育の質 各科目で専任教員が作成したプリントを使った授業や、高度な内容に対応したサポート体制が整っています。夏期講習や指名講習などもあり、生徒一人ひとりの理解度を深める仕組みがあります。東大や医学部進学者数が多い点も高評価ポイントです。
施設の充実度 新理科館や広いグラウンドなど、都心にありながら充実した施設を誇ります。科学教育を支える最新設備や、生徒が使用できる充実した実験道具は他校と比べても秀逸です。一部老朽化している施設が見られる点は課題とされています。
部活の多様性 文化系部活から運動系部活まで幅広く選択肢が揃っており、文化系クラブの全国的な活躍が特徴的です。運動部の活動も盛んですが、週2~3回程度の活動頻度で、競技志向の生徒には物足りない場合もあります。
健全な明るさ(反いじめ) いじめの報告はほぼなく、問題が起きた場合には「特別指導案件」として迅速に対処されています。生徒同士が尊重し合う文化が根付いており、安心して通える学校環境が整っています。

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在校生・卒業生と保護者の学校クチコミ(総括)

1. 志望理由

海城中学校を志望した理由は、その高い進学実績と自由な校風の魅力にあります。息子は小学校時代から好奇心旺盛で、自ら考え行動することを好む性格でした。そのため、規律に縛られることなく自主性を伸ばせる環境を探していました。説明会で「新しい紳士」という教育理念に触れ、この学校でなら息子がさらに成長できると確信しました。
進学実績は全国でもトップクラスで、東大や医学部への進学者が多いことは、学校全体の教育の質の高さを証明しています。特に理系志望の息子にとって、新理科館などの最新設備や科学系部活の充実度は非常に魅力的でした。文化祭で見た科学部の展示では、大学レベルの研究が行われており、息子も「自分もここで研究がしたい」と目を輝かせていました。
また、部活動が多様である点も志望理由の一つです。運動系だけでなく文化系部活も充実しており、息子は競技かるた部に興味を持っていました。さらに、生徒が主体的に活動を進めるスタイルが多く、自分の意見を表現しやすい環境が整っています。
学校の立地については、新宿区という都心の好アクセスが非常に便利です。治安面での心配がありましたが、学校周辺は静かで落ち着いており、保護者としても安心感がありました。
全体的に、海城中学校は息子の興味や目標に合致する教育方針を持つ学校であり、家族全員で第一志望として選びました。

2. 入学して感じたこと、入学前の想像と違っていた点

入学前、海城中学校に対しては「自由で伸び伸びとした校風」「進学実績の高さ」というイメージを抱いていました。実際に息子が入学してみると、自由な環境の中にもしっかりとした規律が存在し、生徒自身が責任を持って行動することを求められる学校であると分かりました。
例えば、服装や髪型に細かい規定はなく、生徒の個性を尊重する方針が徹底されていますが、その自由を乱用しないようにという指導も随所に見られます。息子は当初「自由だから適当でも大丈夫」と考えていましたが、入学後すぐに「紳士たる行動」が求められる環境を理解し、徐々に責任感を育てていきました。
授業内容についても、入学前に聞いていた以上に高度で、特に理系科目では応用的な内容に早い段階から触れる機会があります。新理科館での化学実験や物理の実践的な授業は、息子にとって非常に刺激的で、学びに対する意欲を高めるものとなりました。また、授業以外の学習サポートも充実しており、成績不振者への指名講習や希望制の夏期講習が行われており、学びを深める環境が整っています。
一方、校内の雰囲気は男子校特有の活発さが感じられ、生徒同士が自由に意見を交換し合う場面が多く見られます。息子も、「クラスで話し合いがあるとみんな熱心に意見を出し合う」と話しており、互いを刺激し合いながら成長できる環境に満足しているようです。
全体的に、海城中学校は入学前に抱いていた自由な校風だけでなく、「自由に対する責任」という教育理念を実感できる学校でした。

3. 校内の雰囲気

海城中学校の校内は、自由でありながらも規律が保たれた独特の雰囲気に包まれています。男子校特有の活発さがあり、生徒たちは元気いっぱいに学校生活を楽しんでいますが、その中でも互いを尊重する風土が根付いている点が特徴です。
特に印象的なのは、授業中や学校行事における生徒たちの積極性です。文化祭では、生徒主体の企画が数多く見られ、それぞれの個性が発揮されています。息子もクラス展示のリーダーを務め、新しい友人を作るきっかけになったようです。また、体育祭ではクラス対抗での競技が盛り上がり、団結力を高める場となっています。
先生と生徒の距離感が近いことも、校内の雰囲気を良くしている要因の一つです。息子は授業で分からないことがあればすぐに質問できる環境を気に入っており、放課後には職員室で教員と熱心に話し合う生徒の姿がよく見られるそうです。
また、いじめが少ないことも大きな特徴です。学校全体で「いじめを許さない」という姿勢が徹底されており、もしトラブルが起きても迅速に対応されます。息子も「みんなが自然に仲良く過ごしている」と話しており、安心して通学できる環境が整っています。
全体的に、海城中学校の校内は、生徒たちが自分らしく過ごしながらも、互いに高め合える素晴らしい環境です。

4. 教育の質

海城中学校の教育は、進学校としての高い水準を保ちながらも、個々の生徒の自主性や創造性を重視した内容が特徴です。特に理系科目では、新理科館の最新設備を活用しながら実験を中心とした授業が行われ、生徒たちの学びを深めています。
授業では教科書に加えて、教員が独自に作成したプリントを使用することが多く、基礎から応用まで幅広い内容が扱われます。息子は「授業が予想以上に難しい」と感じつつも、丁寧な指導のおかげで少しずつ理解を深めているようです。特に、物理や化学の授業での実験は「実際に手を動かすから楽しい」と話しており、学びの楽しさを実感しているようです。
一方で、文系科目も議論やディスカッションが多く取り入れられており、生徒が自分の意見を表現する機会が豊富にあります。英語では、スピーキングやプレゼンテーションを重視した授業が展開され、実践的なスキルが身につくよう工夫されています。
さらに、補習や指名講習、希望制の夏期講習など、個々の学力に応じたサポートが行われています。息子も夏期講習に参加し、得意科目の数学をさらに伸ばすことができました。
進学実績も申し分なく、東大や医学部への現役合格者数は全国トップクラスです。生徒の主体性を引き出す教育方針が、進学実績にも直結していることが伺えます。

5. どのような経験を積めるか

海城中学校では、学業以外にも多くの経験を積むことができます。文化祭や体育祭などの行事では、生徒が主体となって企画・運営を行うため、リーダーシップやチームワークを学ぶ機会が豊富です。また、部活動では競技志向の部活から文化系の趣味を追求する部活まで、多様な活動が可能です。息子は競技かるた部に所属し、大会への挑戦を通じて達成感を味わっています。

6. 相性が良い生徒の傾向

海城中学校は、自分の意見をしっかり持ち、それを表現する力を持つ生徒に向いています。学校全体の自由な雰囲気の中で、責任を持って行動できることが求められるため、自己管理が得意な生徒に適しています。また、多様な部活動や行事を楽しみつつ、自ら挑戦しようという意欲のある生徒に最適な環境です。
息子も「自由にさせてもらえる分、結果を出すのは自分次第」という意識を持つようになり、日々の学校生活を楽しんでいます。また、生徒同士が個性を尊重し合う文化が根付いており、人と違うことを恐れない生徒が伸びやすいと感じます。一方で、明確な指導を好む生徒や、細かい規則が安心感を与えるタイプの生徒にとっては、慣れるのに時間がかかる場合があるかもしれません。
特に、進学を強く意識している生徒や、学業だけでなく部活動や行事を通じて多くの経験を積みたい生徒にとって、海城中学校は魅力的な環境を提供しています。

7. 部活の特徴

海城中学校の部活動は、運動系と文化系のどちらも活発で、多くの選択肢があります。運動系ではサッカー部や野球部が人気で、文化系では競技かるた部や地学部、俳句部などの特色あるクラブが全国的に活躍しています。特に理科系の部活は、新理科館の設備を活用して高度な研究や実験を行っており、全国大会での実績もあります。
部活動の活動頻度は週2~3回程度で、学業との両立を考えた運営が特徴です。このため、競技志向の強い生徒にはやや物足りなさを感じることがあるかもしれませんが、多くの生徒が部活動を通じて友情を育み、学校生活を楽しんでいます。
息子は文化系の競技かるた部に所属しており、大会での成果を目指しながら、日々練習に励んでいます。また、文化祭では部活動ごとに展示や発表が行われ、生徒たちの活動の成果が披露されます。息子も文化祭で展示を行い、観客から高い評価を得たことで自信を深めることができました。
海城中学校の部活動は、学業とバランスを取りながら、自分の興味や得意分野を深められる環境を提供しています。

8. 校舎、施設の特徴

海城中学校の施設は、都心に位置しながらも広々とした校庭や最新の設備を備えた新理科館が魅力です。特に新理科館は大学レベルの実験機材が揃っており、理系教育を重視する学校としての強みを象徴しています。息子は化学の授業で最新の装置を使った実験を体験し、「まるで研究者になった気分」と話していました。
グラウンドも広く、野球やサッカーなどの運動部がのびのびと活動できる環境が整っています。また、体育館は空調設備が完備されており、運動しやすい環境です。バスケットボールやバレーボールの公式戦にも対応した設計が特徴で、息子は「体育館がとても快適」と話しています。
一方で、校舎の一部には老朽化が見られる箇所もあり、生徒からは「改善してほしい」という声が上がっています。とはいえ、図書室や自習スペースは整備されており、生徒が快適に学習できる環境が確保されています。
また、学校は新宿区の利便性の高いエリアに位置しており、交通アクセスも良好です。最寄り駅から徒歩圏内ですが、学校周辺の混雑が気になることもあります。息子は「通学時に観光客で道が混むことがある」と話しており、治安面では学校周辺の落ち着いた雰囲気が支えとなっています。
総じて、海城中学校の施設は、学業や部活動に集中できる快適さと、都市型学校としての利便性を兼ね備えたものと言えます。

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海城中学校・高等学校の大学別合格実績(2024年度入試データ)

主要大学名偏差値合格者数
東京大学72.5 42名
京都大学72.5 7名
一橋大学70 20名
慶應義塾大学70 114名
早稲田大学70 121名
東京理科大学70 52名
筑波大学67.5 4名
上智大学65 30名
※合格者数は現役合格のみで、既卒生は含みません。
※出展: 海城中学校・高等学校公式HP(https://www.kaijo.ed.jp/)
▶全ての大学別合格実績を見る ※公式サイトが開きます

海城中学校・高等学校とは

海城中学校・高等学校は、東京都新宿区にある男子中高一貫校で、1891年に創立されました。「質実剛健」を理念とし、学力と人間力を兼ね備えた人物の育成を目指しています。難関大学進学への高い実績を誇り、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定され、科学教育にも注力しています。行事や部活動も充実しており、バランスの取れた学校生活を送れる環境が整っています。

校内紹介動画

海城中学校・高等学校の基本情報

学校名海城中学校・高等学校
国公私立私立
共学・別学男子校
中高一貫教育中高一貫校(完全型)
住所東京都新宿区大久保3-6-1
公式サイト
※中高一貫校は、「完全型」(高校からの受け入れがなく、一つの学校で6年間学ぶ)、「併設型」(高校受験も併設し、4年からは内部進学生と高校入学生で構成)、「連携型」(複数の学校が連携して6年間継続的な教育が受けられる)に分類されます。

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【2025年度/令和7年度】入試情報・募集要項

入試日程【第1回】2025年2月1日(土)午前8時
【第2回】2025年2月3日(月)午前8時
試験科目国語、社会、算数、理科(面接なし)
出願期間2025年1月10日(金)0時〜2025年1月25日(土)24時
合格発表日【第1回】2025年2月2日(日)12時
【第2回】2025年2月4日(火)12時
※最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
▶募集要項を確認する ※公式サイトが開きます

学校説明会について

▶学校説明会を確認する ※公式サイトが開きます

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在校生・卒業生と保護者の学校クチコミ(抜粋)

海城中学校の学習環境は非常に整っています。先生方の熱心な指導に加え、充実した教材や補講制度が魅力です。特に理科館の設備は大学レベルで、生徒たちは実験や研究活動を通じて深く学べます。自主性を育む校風が特徴で、生徒自身が意欲的に学べる環境です。校則は厳しすぎず、自由度が高い一方で「新しい紳士」を育てる理念がしっかり根付いています。進学実績も高く、保護者として非常に満足しています。

山本

海城の教育は理論的な思考力を育てる点が特徴的です。授業では討論やプレゼンテーションが多く、自分の意見を論理的に述べる練習が積めます。保護者として、この学校が息子に「考える力」を育ててくれているのを実感します。また、課外活動として希望者向けの講座も多く、息子は英語ディベートの講習を受けています。自由度が高い分、自己管理が鍵となる学校です。

コバ

校則がゆるやかで、生徒の自由度が高い点が良いです。息子は通学用のリュックや冬のコートも好きなものを選んでいます。いじめの少なさも特筆すべき点で、生徒同士が互いの違いを認め合う文化が醸成されています。部活動も盛んで、息子は卓球部に所属しており、体育館の設備の良さに驚いています。部活後も友人と楽しい時間を過ごしており、満足しています。

伊藤

文化祭の運営がすべて生徒主導で行われる点が海城中の魅力です。自分たちで計画し、実行することで責任感やリーダーシップを育てる貴重な機会となっています。特に「新しい紳士」の理念を実践する生徒たちの姿に感心します。学習面では、進度が早い授業と多様な課外講習が揃い、東大進学を目指す生徒にも対応したカリキュラムです。保護者としても安心して子供を送り出せます。

サトー

部活動が活発で、スポーツ系、文化系ともに選択肢が豊富です。息子は地学部に所属していますが、理科館での活動は非常に充実しています。顕微鏡や最新設備を使った研究活動を楽しんでおり、全国大会にも挑戦しています。一方で、勉強との両立が求められるため、計画性が重要です。自由な校風の中でも、先生方が要所でしっかりサポートしてくれるので安心しています。

そうた

海城中学校の生徒たちは多様な趣味や特技を持ち、互いを尊重する雰囲気があります。男子校ならではの活発さと寛容さが魅力です。制服は伝統的な学ランですが、オプションの七宝焼きのバッジが生徒たちの誇りを感じさせます。施設面では校舎の老朽化が気になる部分もありますが、新設された理科館や広いグラウンドが十分に補っています。自主的な学校生活が送れる点が素晴らしいです。

こうた母

進学実績の高さが際立つ学校で、特に東大合格者数は国内でもトップクラスです。息子は理系志望で、先生方の個別対応に助けられながら順調に成績を伸ばしています。自主性が求められる環境であり、勉強の進捗管理も自己責任です。親としてはサポートが手薄に感じる部分もありますが、その分、子どもの成長を感じられる学校です。

ジュン

海城中学校は、アクセスの良さが魅力的です。新大久保駅や高田馬場駅から徒歩圏内で、塾通いにも便利な立地です。ただし、繁華街が近いため、帰宅時間によっては混雑が気になることもあります。学校周辺は比較的落ち着いており、安全面では問題ないと感じます。生徒たちは通学路で挨拶を交わすなど、学校外でも「新しい紳士」の姿勢を見せています。

加東

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